こんな方にオススメ!
- 周囲の音を遮断して目の前の作業に集中したい。
- 耳に違和感が無く、長時間イヤホンを付けたい。
- 簡単なタップ・スワイプで再生、一時停止、進む・戻す、音量調整等をしたい。
モノの紹介
皆さんはイヤホンを使いますか。
家などの周囲を気にしなくていい所では、スピーカーで音を聞いているかもしれません。
ただ公共交通機関などの周囲を気にしなければならない所だったり、周囲の音を遮断して目の前の作業に集中したかったりすると、イヤホンを使っているでしょう。
今回ご紹介するのは、Googleの「Pixel Buds Pro」です。
このイヤホンを付ければ、それまで気になっていた音が突然無くなるような感覚を味わえるでしょう。
箱を開封するとまず最初に、中にイヤホンが入った充電ケースが見え、その下にサイズ替え用のイヤーチップが入った筒とクイックスタートガイドが同梱されています。
ACアダプタやケーブルなどの充電機器は同梱されていません。
デザイン・素材・機能
充電ケースは楕円状で、卵ような形をしています。
表裏ともにロゴはなく、黒のラインが1本入っているだけのシンプルなデザインです。
充電ケースの表面はマット加工されており、テカることもないため、安っぽさがありません。
裏面にはペアリング用のボタンがあり、このボタンを押すことでスマホやPCなどの機器とペアリングされ、Bluetooth接続できるようになります。
ボタンを押すと表面の黒いラインの下が白く点滅し、ペアリングモードであることが一目でわかります。
一度ペアリングが完了すれば、充電ケースからイヤホン本体を取り出すだけで、自動的にペアリングした機器とBluetooth接続されます。
(「ペアリングの仕方」は後述を参照)
下部にはUSB-Cの接続部分があり、有線で充電できます。
またQi認証のワイヤレス充電もできます。
充電中は表面の黒いラインの下(ペアリングモード時に白く点滅する箇所と同じ所)が点灯し、充電が完了すると消灯します。
この仕様により、充電状況も一目でわかります。
内部は黒一色になっています。
左右にある突起は金属になっており、ここにイヤホン本体の金属部分が接触することで、本体が充電されます。
充電ケースとイヤホン本体には磁石が内蔵されており、その磁力によってこの金属同士が自然に接触するようになっているため、ズレて充電されなかったり、充電ケースにイヤホン本体がしっかりと入っておらず、ケースの蓋が閉じらなかったり、充電ケースを逆さまにしてイヤホン本体が落ちたりすることはありません。
イヤホン本体は一見すると豆のような形状をしています。
この様々な人の耳の形にフィットするようにつくられた形状と、耳の奥の気圧に応じて自動的に減圧するセンサーによって、長時間イヤホンを付けていても違和感なく過ごすことができます。
またイヤーチップは大・中・小の3種類のサイズが同梱されています。
自分の耳の穴の大きさに応じて選択することができ、その上このイヤーチップが装着した耳の形に合わせてフィットするため、音漏れ防止に繋がります。
カラーバリエーションはいくつかありますが(後述を参照)、私が購入したカラーはCharcoalになります。
ただしGoogleの「G」マークがある部分のカラーが異なるだけで、どのカラーバリエーションもバッテリー部分やイヤーチップが黒色である点は共通で、充電ケースと同様、イヤホン本体の表面はマット加工されています。
この「G」マークがある部分をタップ・スワイプすることで、以下の操作ができます。
前方にスワイプ:音量を上げる
後方にスワイプ:音量を下げる
シングルタップ:再生または一時停止、電話に出る
ダブルタップ:次のトラックに進む
トリプルタップ:前のトラックに戻る
このように簡単なタップ・スワイプ操作でき、かつ左右両方のイヤホン本体でできるため、片耳だけ装着していていても、同様の操作ができます。
またイヤホン本体を耳から取り外すと自動的に一時停止され、再度耳に付けると自動的に再生されます。
また「長押し」時の操作はカスタマイズすることができますが、ディフォルトでは、
右のイヤホン本体を長押し:Googleアシスタントに話しかける
左のイヤホン本体を長押し:ノイズキャンセリングオン/オフ・外部音取り込み
になっています。
ノイズキャンセリングは、屋内では換気扇の音、屋外では自動車の走行音などが遮断され、それまで気になっていた音が突然無くなるような感覚になります。
特に歩行中は自動車が近づいていることに気づかないほど強力なレベルであるため、逆に注意が必要です。
外部音取り込みモードは、少し機械音的ですが、音楽を聴きながらでも、人の話し声を聞きとることができます。
音質は高・中・低音もバランスよく聞こえるかなという印象です。
これら以外にも同時に2台の機器にBluetooth接続できるマルチポイント機能や、左右のイヤホン本体を鳴らして探す機能などがあります。
バッテリー持ちは、
ノイズキャンセリングがオフの場合:音楽再生可能時間はイヤホン本体のみで最長11時間、充電ケース併用で最長31時間
ノイズキャンセリングがオンの場合:音楽再生可能時間はイヤホン本体のみで最長7時間、充電ケース併用で最長20時間
になります。
またノイズキャンセリングがオンの場合、充電ケースにイヤホン本体を5分間入れることで、最長1時間の音楽再生が可能になります。
(Googleのホームページを参照)
イヤホン本体はIPX4(水の飛まつに対して保護される程度)、充電ケースはIPX2(15度以内で傾斜しても垂直で落下する水滴に対して保護される程度)の防滴仕様になります。
(Googleのホームページを参照)
サイズ・重量
サイズ・重量は以下になります(Googleのホームページを参照)。
サイズ:23.72×22.03×22.33mm(イヤホン本体)、63.2×50×25mm(充電ケース)
重量:6.2g(左右の各イヤホン本体、中サイズイヤーチップ装着時)、62.4g(充電ケース、イヤホンを入れた状態)
バリエーション・価格
カラーバリエーションはCharcoal、Fog、Lemongrass、Coralの4種類です。
価格はいずれも23,800円になります。
(Googleのホームページを参照)
ペアリングの仕方
Android13の端末の場合、「設定」ー「接続済みのデバイス」ー「新しいデバイスとペア設定」を開き、「使用可能なデバイス」に表示されている「Pixel Buds Pro」をタップします。
その後ポップアップが表示されるため、「ペア設定する」をタップすることで、ペアリングが完了します。
このように簡単にペアリングできます。
Pixel Buds(第2世代)との比較
充電ケースは楕円状で、黒のラインが1本入っているだけのシンプルなデザインである点は共通しています。
「Pixel Buds Pro」の方がわずかに一回りほどサイズが大きいです。
「Pixel Buds(第2世代)」の方が細身の印象です。
これはおそらくノイズキャンセリングを搭載していないためであり、この機能が無いために、Googleのイヤホンは他社のワイヤレスイヤホンよりも劣っていたという印象がありましたが、そこに強力なノイズキャンセリングを搭載したことにより、その弱点を克服したと言えるでしょう。
まとめ
今回ご紹介したのは、Googleの「Pixel Buds Pro」でした。
それまで気になっていた音が突然無くなるような感覚を味わえる強力なノイズキャンセリングを搭載し、弱点を克服して他社のワイヤレスイヤホンにも劣らないGoogleのイヤホンです。
コメント