SwitchBotはスマートホームデバイスを開発・生産・販売するメーカーで、デバイスの種類は業界の中でも随一です。
スマートホームデバイスは様々メーカーから販売されていますが、購入したデバイスのメーカーが異なると、それぞれの専用アプリで設定・操作する必要があり、管理が大変です。しかしSwitchBotはデバイスの種類が豊富であるため、このメーカーのみで揃えることができ、一つのアプリで設定・操作ができるため、管理しやすいです。
そこで今回、私が実際に使用しているSwitchBot製品の中で、特にオススメしたい8個のスマートホームデバイスをご紹介します。
これから紹介するSwitchBot製品に加えて、以下のようなGoogleアシスタントやAmazonのAlexaなどに対応したスマートスピーカーを組み合わせることで、テレビなどのリモコンを手にすることなく、音声による操作ができるようになるため、より便利になります。
■私がオススメするスマートスピーカーはこちら!
スマートスピーカーが無くても、SwitchBot製品と専用アプリがあれば、アプリ上のボタンでデバイスを操作できたり、時間や温度、照度などに応じて自動的に照明やエアコンなどの電源をON・OFFにするオートメーション機能が使用できたりするため、とても便利になります。
最後までご覧の上、是非お家に導入することを検討してみてください!
1.SwitchBot ハブ2
リモコン操作できる電化製品をスマートホームデバイス化するアイテムです。
リモコン操作で発信される赤外線情報を登録することができ、リモコンの代わりにアプリから各操作ができるようになります。そのためテレビのリモコン操作を登録した場合、リモコンが手元に無くても、スマホなどのアプリをインストールしたデバイスがあれば、アプリ上でテレビのリモコンのボタンを表示し、ボタンをタッチすることで操作できるようになるため、リモコンを探したり、取りに行ったりする手間を省くことができます。

またSwitchBot ハブ2の場合、温度や照度センサーも搭載しているため、部屋が設定した温度になったら、登録したエアコンのリモコンの電源ON情報を発信したり、部屋が暗くなったら、登録した照明のリモコンの電源ON情報を発信したりすることが可能になり、状況に応じて設定した動作が自動的に行われるようになり、快適に過ごすことができるようになります。
本体上に現在の温湿度が表示され、同一面上には他のスマートホームデバイスの操作内容を自由に登録できるタッチボタンが2個付いています。私の場合、後述するSwitchBot カーテンを連動させ、カーテンを開くと閉じるの2つの操作をそれぞれ登録しています。
2.SwitchBot ロックPro
家のドアのサムターンに被せるように取り付けることで、自動的にサムターンを動かして施錠・解錠できるようにするアイテムです。
粘着が強力な両面テープで取り付けるため、特別な工具や工事は必要無く、賃貸の家でも使用することができます。また様々な形状や高さのサムターンに対応できるように、アタッチメントが無段階で調整できるようになっています。もちろん取り付け後もSwitchBot ロック Proのサムターンを回したり、外からは鍵を鍵穴に差し込むことで、手動で施錠・解錠することもできます。
付属している磁石を屋内側に両面テープで取り付けることで、ドアを閉じる方向に動かした際にその磁石を通ったら、設定した秒数後に自動的に施錠されるようなオートロック機能を搭載いており、ホテルライクな体験が自宅でもできるようになります。
SwitchBot ロックProの丸いサムターン上のボタンを押せば、自動的に解錠されるような設定もでき、荷物などを抱えていてサムターンを回せない時などに便利です。サムターンが2個あるようなドア場合は、SwitchBot ロックProも2個取り付ける必要がありますが、それぞれは連動させることができ、どちらかのサムターン上のボタンを押せば、両方とも解錠できるため、手間が省けます。
またスマホなどのGPSと連動して、外出先から自宅の半径何メートルの範囲内に近づいたら、自動的に解錠するような設定もできます。
アプリからいつでもドアのロック状況を確認できるため、外出先での”施錠し忘れたかな”という不安から解消されます。もし解錠されていたら、遠隔で施錠することもできますし、鍵を持っていない人を入室させたい場合は、遠隔で解錠することもできます。施錠・解錠履歴は全てアプリで管理され、施錠・解錠されたらスマホに通知が来るようにもできるため、防犯上の安心にも繋がります。

単3電池4本で駆動しますが、別売りの専用バッテリーを用いればUSB Type-C充電でき、片方のバッテリーが無くなったらもう片方をバッテリーを使用し、片方の無くなった時にアプリで通知が来るようにできるため、バッテリー残量が無くなって操作できなくなることを未然に防ぐことができます。専用バッテリーは2本合わせて約1年保つとのことです。
■SwitchBot ロックPro 充電式バッテリー
3.SwitchBot 指紋認証パッド
ドアの外側に取り付けることで、SwitchBot ロックシリーズと連動し、指紋やパスコード、NFCカードで解錠できるようにするアイテムです。
SwitchBot ロックシリーズと同様、両面テープで取り付けるため、特別な工具や工事は必要無く、賃貸の家でも使用することができます。鍵がかかっていない誰でも触れられるようなところに取り付けることになるため、無理に取り外そうとしたら警告音が鳴り、アプリをインストールしたデバイスに通知されるようにできるため、SwitchBot 指紋認証パッド本体が盗まれないようになっています。
指紋やパスコードで解錠できるようになるため、鍵を取り出したり、デバイスでアプリを起動したりせずに解錠でき、手間が減ります。またSwitchBot ロックシリーズのオートロック機能を有効化している場合、鍵やデバイスを屋内に忘れると締め出される可能性がありますが、それを防ぐことができます。
指紋は左右両指や家族の人数分など、複数個登録できます。またパスコードは、常に使用できるもの、来客などのために一時的に発行して一定期間やワンタイムで使用できるのものなど、状況に合わせた登録ができます。
CR123Aリチウム電池2本で駆動し、約2年保つとのことです。
4.SwitchBot カーテン3
カーテンレールに引っ掛けて取り付けることで、同じレールに取り付けられているカーテンを自動的に開閉できるようにするアイテムです。
両開きカーテンの場合、SwitchBot カーテンも2個取り付ける必要がありますが、それぞれを連動させて同時に動かすことができます。取り付け後もカーテンを開くまたは閉じる方向に少し引っ張れば、その動きに合わせて自動で開閉してくれます。
アプリからの操作でカーテンを開閉させることもできますが、設定した時間になったら開閉するようなオートメーション機能を使用することで、より便利になります。例えば朝の時間になったらカーテンを開くようにすることで、窓から朝日を自然に浴びることができるため、目覚しになります。他のモデルでは動作音が気になり、その音で目覚めてしまうこともありますが、これは静音モードも設定できるため、私の場合、動作音で目覚めることは無いです。また夜も時間や照度に合わせて閉じるようにすることで、日常生活からカーテンを開閉するという動作がほぼ無くなり、手間も減ります。
旅行や出張などで自宅を長期不在にする時は、後述するSwitchBot スマート電球 E26による照明の点灯・消灯を合わせつつ、カーテンの開閉をオートメーションで行うことで、部屋の中に誰かがいると思わせることができるため、防犯対策にもなります。
USB Type-Cで充電でき、1回の充電で8か月間駆動します。
5.SwitchBot ボット
他の製品の操作ボタン付近に設置し、自身の指の代わりにボタンを押してくれるようにするアイテムです。
疑似的に様々な製品をスマートホームデバイス化し、特定のボタン操作を自動的に行えるようにする指ロボットで、両面テープで取り付けます。
アプリからの操作で特定のボタンを遠隔で押下できるようになります。
エントランスにオートロックがあるマンションなどに住んでいる場合、自身の部屋のインターホンの「解錠」ボタン付近にSwitchBot ボットを設置することで、オートロックから自身の部屋番号の呼び出しを行い、アプリからSwitchBot ボットを操作して「解錠」ボタンを押下することで、オートロックの鍵が無くても解錠できるようになります。そのため鍵を忘れても、アプリを開くことができるデバイスがあれば、オートロックの外に締め出されることが無くなります。SwitchBot ロックシリーズも合わせれば、アプリをインストールしたデバイスのみで自身の部屋まで入ることがてきるようになります。
また暖房器具の電源ボタン付近に設置することで、遠隔で電源のON・OFFができるようになります。ただしアプリから誤って操作してしまった場合、暖房器具付近に燃えやすいものがあると火災の原因になるため、非推奨のやり方となり、自己責任にはなります。またアプリから操作しても、設置の仕方に不具合があった場合、ボタンを正常に押下できず、アプリ上に表示されるステータスと実際の電源のON・OFF状態が一致しない可能性があるため、私の場合、後述するSwitchBot カメラも合わせつつ、暖房器具の状態と付近の様子をアプリから映像で確認できるようにしています。これにより、暖房をつけっぱなしで外出してしまった時などに、遠隔で電源を確実にOFFにできるようにしています。
CR2リチウム電池1本で駆動し、約1年半保つとのことです。
6.SwitchBot スマート電球 E26
自由に調光・調色が可能で、アプリからの操作や設定した時間によって点灯・消灯されるようにできるLED電球です。
電球を交換できるタイプの照明にSwitchBot スマート電球を取り付けることで、電球色に調色し、温かみのある空間にすることができます。また暗い時間帯になったら自動的に点灯、寝る時間帯になったら天井照明は消灯して間接照明は減光するといったことができます。全てオートメーションで行ってくれるため、スイッチを押しに行く手間が減ります。自宅を長期不在にする時も、自動的に点灯・消灯してくれるため、部屋の中に誰かがいると思わせることができ、防犯対策にもなります。
私の場合、下記のようなフロアランプやイサム・ノグチのAKARI 1Aなどにこの電球を取り付けることで、デザイン的に優れていて、どこか日本人にとって懐かしさを感じる照明たちもスマートホームデバイス化し、昔と今の技術を融合させて使用しています。
■フロアランプ

■イサム・ノグチ AKARI 1A

2025年5月現在、ソケット口金のサイズ展開はE26のみであり、同様にメジャーなサイズである少し小さめのE17は販売されていないため、今後汎用性を高めるためにもE17サイズも開発してほしいところです。
ただ他の電球でも、後述するSwitchBot プラグミニを組み合わせれば、同じようなことが可能になります。
7.SwitchBot プラグミニ
電化製品のプラグとコンセントの間に入るように設定することで、その製品への通電のON・OFFを自動的に切り替えられるようにするアイテムです。
SwitchBot スマート電球 E26を取り付けできない照明などは、これを導入することでスマートホームデバイス化することができます。
私の場合、IKEAの製品で人気のあるドーナツ型の照明のVARMBLIXT(ヴァルムブリクスト)に使用しています。
■IKEA VARMBLIXT(ヴァルムブリクスト)

8.SwitchBot 屋内カメラ
撮影した映像をいつでもアプリから確認できるカメラです。暗いところでも、赤外線ライトで照らすことで、鮮明な映像を撮ることができます。
付属している両面テープやネジでも取り付けられますが、同じく付属している台座にはマグネットが入っているため、冷蔵庫などの金属の板面や壁面などにも取り付けることができます。
動体を検知すると、アプリをインストールしているデバイスに通知されるような設定ができるため、不審な人物がいたり、何か異常が発生していたりする場合、それにすぐに気付けるようになり、その映像を確認できるため、目が届かないところにいても安心できます。全ての動体を検知されると通知が多くて困る場合もありますが、そのような場所に設置する場合は、人体のみに絞ることもできます。
本体にMicroSDカードを入れたり、サブスクリプションのクラウドストレージサービスに加入したりすることで、撮影した映像を最大30日分保存することができます。そのため何か事件が発生した際に、その証拠を捉えることができます。私の場合、外出していた際に、自宅の窓ガラスが割られて鍵が開けられていたことがありましたが、その瞬間の映像を捉えることができていたため、結果的に部屋に侵入されていないことがわかって安心できましたし、警察に提出する証拠にもなりました。部屋の中にしか設置していなかったため、犯人の姿を捉えることはできませんでしたが、その後は外からも見えるような位置に追加して設置することで確実に姿を捉えられるようにしつつ、相手にカメラの存在を気づかせることで、侵入されることを未然に防げるようにしています。

電源用のUSBケーブルが付属していますが、MicroUSB端子でカメラ本体に接続するため、2025年現在の主流であるUSB Type-Cでケーブルで統一できないのが、少し残念なところです。
まとめ
上記全てをまとめて揃えようとすると、設定が大変だったり、費用が高かったりするため、まずは普段過ごしている家の中で自動化してみたいところを見つけて、それに合うスマートホームデバイスを一つ購入して、導入してみると良いと思います!
設定が難しいと思われるかもしれませんが、一つであれば簡単ですし、一つ導入すると、”こういうこともできるな”という点が見つかり、”次はこれを導入しよう”というようにどんどんハマっていくと思いますし、そうすると次第に色々なことが自動化されて手間が減り、生活が豊かになると思いますので、まずは一つでも良いので、スマートホームデバイスを導入してみてください!