“提灯=古い”というイメージを持たれるかもしれません。しかし、この”AKARI 1A”はスマート電球を取り付けることができ、音声操作や時間によるオートメーションで、自動点灯・消灯、調光等が行えるようになる新しい技術を搭載できる照明です。その上で提灯ならではの良い点を兼ね備えています。
AKARIシリーズである1Aは、アメリカ人彫刻家であるイサム・ノグチによって生み出された照明です。日本では岐阜県に本社がある株式会社オゼキから生産・販売されています。
イサム・ノグチは、野口米次郎を父にもつ日系人です。世界各地の様々な彫刻をデザインしており、北海道札幌市にあるモエレ沼公園では、彼によってデザインされた遊具や噴水、”ガラスのピラミッド”という建築物などが、公園全体に広がって建造されています。
AKARIシリーズは、イサム・ノグチが日本を訪問した際に岐阜提灯と出会ったことがきっかけで、1951年に生み出されました。AKARIはデザインのアプローチの違いによって、さらに以下のようなシリーズに分かれています。
・Aシリーズ:竹ひご同士の間隔が均等に巻かれているデザイン
・D(”デタラメ”の意)シリーズ:竹ひご同士の間隔が不規則に巻かれているデザイン
・N(”ニュー”の意)シリーズ:AやDシリーズに続いて鏡餅や茄子などの形をイメージした新たなデザイン
上記以外にも異なるアプローチでデザインされたAKARIがあり、イサム・ノグチが生涯でデザインしたAKARIは200種類以上に登ります。今回紹介する”1A”は、その名の通りAシリーズに該当します。
以下からは私が実際に使用した体験談も踏まえながら、AKARI 1Aの魅力についてまとめて紹介します。
1.柔らかい光の彫刻

“太陽や月のような光で部屋を照らすもの“という意味から、日本語ではそれぞれを漢字で表した”日”と”月”を組み合わせて”明かり”という言葉が生まれました。これらの自然光に近い柔らかい光で部屋を照らすことを目的として、この提灯のような照明シリーズに、イサム・ノグチは”AKARI“と名付けました。
AKARIシリーズはいずれも光源である電球が見えず、直射光が目に入ることがありません。和紙を通して拡散された光が、当たりを照らしてくれます。この仕組みが、窓から入ってくる拡散された太陽光や、太陽光を反射した月光を表現しています。実際に使用して目にしていますが、とても優しくて、温かみのある光であると感じています。
イサム・ノグチ曰く、「AKARIは光そのものが彫刻であり、陰のない彫刻作品」とのことであり、その言葉通り、AKARIは大半が和紙でできているため、全面的に光を透かしており、陰がありません。その光輝く”1A”の丸み帯びた姿は、まるで太陽や月そのものであるように見えるため、”光の彫刻“と言えるでしょう。
2.提灯の特性の継承

AKARIシリーズは、本体は和紙の折り目や巻かれた竹ひごに沿って折りたたみ、本体を支えるワイヤースタンドは分解することで平面的にすることができるため、持ち運びしやすいです。このように提灯ならではの良い特性を持ちますが、和紙でできている分、鋭利なものによる衝撃や水には弱く、破れてしまう可能性があります。ただこれらの要因を避けるようにすれば、竹ひごやワイヤーで支えられているため、ちょっとしたぶつかりや落下による衝撃には耐えられる程度の強度はあるように感じます。
“1A“は他のAKARIシリーズに比べると、サイズがW26×H43cmでコンパクトであり、ワイヤーの脚で宙に浮かせて自立するため、コンセントの電源があるところであれば、デスクの上や床など、どこにでも設置することができます。また均等な間隔で巻かれた竹ひごが、最も提灯らしさを感じさせてくれるデザインになっていると思います。

また本体の和紙には、赤い”明かり”(太陽と三日月)のロゴと”I.Noguchi”の文字が刻印されています。

3.スマート電球の搭載

AKARI 1Aに付属しているソケットは、E26サイズの電球を搭載することができます。通常の電球でも、コード上にあるスイッチを手操作することで、電源をON・OFFすることができます。

ただこれをスマート電球にすることで、この操作を自動で行うことができるようになります。私の場合、以下のSwitchbot社製のスマート電球を使用しています。
このスマート電球を組み合わせることで、スマートスピーカーを介した音声操作や、Switchbotアプリでの時間設定によるオートメーションで、AKARI 1Aの電源ON・OFFの操作を行っています(コード上のスイッチはONにした状態のまま、電球自体の電源ON・OFFの操作を行っている形になります)。

また点灯する時刻によっては、調光して明るく、あるいは暗くしたり、電球の光を温かみのあるカラー(橙色に近い色)に調色したりしています。

他社からもスマート電球は販売されていますが、他のスマートホームデバイスと掛け合わせる場合、デバイスのバリエーション展開が多いSwitchbot社製で統一した方が、専用アプリで一元管理しながら設定できて便利であるため、私は上記のスマート電球を選択しています。
Switchbot社のオススメ製品やそれに合わせて導入した方が良いスマートスピーカーについては、以下の投稿でも別途紹介していますので、是非ご覧ください!
4.まとめ
「AKARI 1A」の魅力について、
1.柔らかい光の彫刻
2.提灯の特性の継承
3.スマート電球の搭載
の3つの観点から紹介させていただきました。
“提灯は昔のもの”と思っていた考えが、スマート電球を組み合わせることで”現代的なもの”になることがわかってもらえたでしょうか。それなら”AKARI 1A”と一緒にスマート電球も入手したくなったはずです。 下記にそれぞれのリンクを貼っておきますので、是非こちらからご購入してください!

